2008年12月30日火曜日

放送のアーカイブ

12月30日朝日新聞社説より、

「国会図書館 知の基盤を暑く、強く」
 国会図書館は国民の知の財産だ。その基礎基盤を厚く強くして、次世代に渡す責任がある。必要な手当を急ぎたい。

 と、国会図書館に対してその職員の仕事量の増加と資料収集の態勢にかんしての危機感をあらわにしているのだが、図書とネットばかりでなく、「放送」の収集についてそろそろ本格的に考えてもらう必要があるのではないだろうか?
 現在の法的に放送局に要求されているものは3ヶ月に過ぎない。こうしている間に貴重な放送の歴史は消えていくのである。VTR番組はまだしも、ほとんどの生放送はこのタイミングで確実に消えていくのである。
※生放送に放送として保存するほど価値がない、という意見もあるが筆者はそうは思わない。

2008年12月3日水曜日

テレ朝と朝日新聞

朝日新聞がテレ朝株を一部放出、業務提携めぐり系列財団へ
9月27日21時18分配信 読売新聞
 朝日新聞社は、保有するテレビ朝日の株式2万120株を、26日付で朝日新聞文化財団に寄付した。
 時価で約31億円分に相当するという。朝日新聞によるテレ朝株の保有比率は約30・9%から約28・9%に低下したが、筆頭株主の立場は変わらない。
 同社は6月、テレビ朝日と、株式持ち合いや番組・紙面の連動強化などの新たな資本・業務提携を発表した。
 会社法の規定では、朝日新聞がテレ朝株を25%以上持ち続けた場合、テレ朝は朝日新聞の株主総会で議決権を行使できない。このため、朝日新聞は保有比率を25%未満まで引き下げる方針で、「複数の企業と株式の譲渡交渉を続けている」という。

テレビ朝日と朝日新聞の動きはずっと注視しています。朝日・メディア・ホールディングスの設立は近いのかな~。

2008年11月25日火曜日

テレビと“祭り”

日さびのアップなので、日刊スポーツから柔かネタを、
TBS安住アナ、「いいとも!」に出演
 TBS安住紳一郎アナウンサー(35)が25日、フジテレビ系「笑っていいとも!」の「テレホンショッキング」に出演した。前日24日の放送で、中居正広からまさかの指名。会社に許可をもらって出演が実現した。
 司会を務める「ぴったんこカン・カン」のマスコットのカエル(中に入っているのはTBSの上司)も同行。「こんなことになるとは思っていませんでした。会社の上層部からダメだと言われると思っていたら、『いいとも!』を見て青少年時代を過ごした人が多く『一度勉強してこい』と送り出されました」。
 自宅に11台のテレビがある安住アナは「100人中1人」のコーナーで「家にテレビが10台以上ある人」と出題して大ウケ。注目の友達紹介は大竹まことを指名した。
 フジテレビによると、他局のアナウンサーが出演したのは、83年4月、日本テレビの徳光和夫、小林完吾両アナが楠田枝里子の紹介で出演して以来で、25年ぶり。
[2008年11月25日12時38分]

会社のお昼休みで見ていたのです、正直、安住アナてすごいな〜と思いました。ルックスは普通だけど、嫌みのないタイプなのがアナウンサーとしては大切なんですね。って、これはまあ、普通の感想として。
なにより、TBSアナがフジに出る事がすごい!っていうの普通の感想なのですが、その背景はいかに?
正直ネットに押されるテレビなんですが、いまこの業界にとって、必要なのは個別の視聴率の争いではなく、総世帯視聴率(HUT:Households Using Television)なのですよね。
ネットで言う所の祭り、つまり、テレビでいわゆる“祭り”を起こす意味があるんだと思います。
新しいものは良くて、旧態依然の者は古いと言われる中で、地デジ、デジタル放送って新しいんだか、だけど結局は今までのテレビだし、ネットの方が新しい、ように見られている中で、なら今までやっていた放送局の競争体制の中ではない、新しい戦、つまりネットとの戦い対する意気込みを感じました。
サイマル放送すると画質が悪くなるぐらいなら、2局横断でサイマル番組するのもありじゃないですか!
今までの視聴スタイルに飽きちゃってネット行った人を戻すためには、こんな祭りみたいな企画は面白いと思いますよね。そして“生”な感じ。見てるこっちがドキドキしちゃう感じがテレビの良さじゃないんでしょうかね。

2008年11月19日水曜日

世襲議員か、タレント議員か・・・

「久米宏のテレビってヤツは!?」をたまたま見ていたら、飯島元首相秘書官、東大の姜尚中さん、ジャーナリスト上杉さんが出演して、世襲議員の是非について話していました。
実際、世襲議員とタレント議員、この2つの属さない議員がどれ位いるんでしょうかね。飯島さんは世襲を擁護、姜さんは世襲に反対、上杉氏は世襲反対って具合でしたが、
この背景には、飯島さんは小泉Jr.の事が気になっていたのでしょう。
上杉氏は将来的にはタレント議員を目指したいのかな~。
でも、姜さんから「今の東大生も国会議員をめざさない」とかいう発言には、なんか違和感を感じました。ちょうど本日「あいのり」で総理の異名で「よこくめ かつひと」君が民主党から立候補していたし…
まあ、そんなところで気になったのが、姜さんが麻生首相に進めていた職業としての政治 (岩波文庫)、以前から、Mヴェーバーの本で気になっていたのですが、ここでお勧めされたら、またまた気になってきました。


でも、勧める理由にフリガナが付いてるって…。どうも、テレビに出るとみんなガキ大将になるというか不要に笑いをとる発言に走るというか、茶化すというか…、まあ、別に麻生さんの方を持つわけではないですが、感じなって誰だって間違えますしね…
で、amazonで検索してみると、marketplaceで1円からありましたが、1時間もしたら、もう68円になってました。やっぱりテレビで紹介されると違うんだな~と思った瞬間でした。


ちなみに、僕はタレント議員なら、世襲議員を推します。


2008年11月3日月曜日

新聞拾い読み

NHK視聴率一位へ 08/09/25 朝日P37 第14版
上半期ゴールデン「篤姫」など好調

テレビよりブログが話題(東京都の18歳高校生より) 08/11/02 朝日P6 第14版 声・主張 
・・・視聴率アップのためか、ゲストに呼んだ人気の芸能人を楽しませるという番組が多く、視聴者が置いてけぼりにされ、見る人を楽しませようとする心が感じられません。


高校生の声が響きますね~。楽しませろ!という意見もあれば、楽しめ!という意見もあると思いますが、視聴者あってのテレビ、今一度、率ではなく者を考えてみるのも如何でしょうか?

2008年8月31日日曜日

広告費とメディア

トヨタ、マスメディア広告費3割カット=自動車業界、一段の経費圧縮 トヨタ自動車が原材料価格高騰や北米市場低迷で収益が圧迫されていることを受け、2009年3月期(今期)に新聞やテレビなどのマスメディア向け広告・宣伝費を、前期比3割弱削減することが29日、明らかになった。同社は今期の連結営業利益を29.5%の大幅減益と予想しており、経費削減を一層推し進める。
 広告・宣伝費については最大手のトヨタのほか、日産自動車など大手各社も絞り込みを始めている。マスメディア業界の収益にも影響しそうだ。(2008/08/30-02:54 共同通信)


これはテレビ局にとっては大きな問題になりそうですね。
電波料と制作費をもらって作成するテレビ番組制作の根本そのものの転換時期になるには違いない問題です。テレビ局のコスト削減も制作費に手を付けざるをえなくなるのは事実ですね。
これからは新しい番組制作手法が求められますね。
まずは、G帯を米国式のように、半クールは再放送で埋めてみたらどうでしょう。
この時の視聴者の反応が、視聴者のもとめているものに違いないでしょう。

そもそも論として、トヨタぐらいの大企業になればいまさら企業広告をたくさん出稿する必要はないでしょうね。60年代や70年代、そしてバブルの80年代と日本企業が右肩上がりにの際には企業広告を打ち、産業として互いにウィンウィンの関係でいられたのはわかりますが、今の時代とは少しズレがでてきたのですね。

安い物を買いたいのが消費者であるが、実は、そこに支払うちょっとしたプレミアム(まあ、100円高く買うとしたら、その100円)が、回り回って、昨日の夜にみたテレビ番組の制作費になっていたということを気づく良いチャンスなのかもしれないんですね。
そもそも民間放送が無料放送だなんて、まったくの間違いなんですからね。

2008年8月13日水曜日

韓国放送公社と政治

公営KBSテレビの鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)社長が11日に解任され、その翌日に背任容疑(特定経済加重処罰法上の背任)で逮捕されたそうである。
この背景には、政権が盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領から李明博(イ・ミョンバク)大統領に変わったことにあるらしい。
もともとKBSの社長は、その時代の大統領の息のかかったポストらしい。政治とメディアとの距離を考えると、このこと自体が問題なのではないだろうか。
保守系勢力から米国産牛肉の輸入問題などを巡り「報道が革新系に偏向している」との批判が出ていたらしいが、政治の圧力により公営放送のトップが更迭される国とは、一体なんなんだろうか。
自分自身、報道の自由なんて無制限にみとめる自由主義者ではないんだけど、報道、メディアと政治との距離感だけは常々問題とみている。
これはどこの国にいっても大きな問題なんだろうだが、適切な距離、関係というものが存在するのだろうか。

2008年8月8日金曜日

テレビ局の人材育成の問題

2008年08月06日スポニチの記事より、
倉本聰氏「これが最後」テレビ局に絶望
 人気ドラマシリーズ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰氏(73)が「テレビへの絶望がある」としてドラマ脚本の執筆をやめる可能性を明かした。脚本を担当するフジテレビの10月スタートの連続ドラマ「風のガーデン」(木曜後10・00)で、舞台となる北海道・富良野で会見。「これが最後という気持ち。テレビ局が視聴率だけを考え、現場が悪くなった」と憂えた。
 倉本氏は「風のガーデン」の主人公の家族が育てているという設定の庭の前で、主演の中井貴一(46)、緒形拳(71)らとともに会見。黄色や白い花が咲く中「これが最後だなという気がした。連続ドラマはしんどいし、作っているスタッフもどんどん世代が違ってきているし…」と打ち明けた。
 日本テレビ「前略おふくろ様」(1975~77年)フジテレビ「北の国から」(81~2002年)など多数のヒット作を生み出してきた脚本家の「最後かな」発言。富良野のホテルに場所を移し再び取材陣に囲まれた倉本氏は「これが最後の連ドラになる?」との質問に「ありますね」とキッパリ。
 人間の生と死をテーマにした同ドラマの執筆中に感情移入しすぎて体調を崩し精密検査を受けたことも明かした。倉本氏は「体力的なこともあるが、テレビへの絶望というのもはっきり言ってある」と話した。
 「今回のスタッフは一生懸命取り組んでくれている」と強調した上で「かつては知恵を使って作っていたが、今は知識でものを作るようになった」と指摘。「(一緒にやってきたスタッフが)役付きになり、現場から離れ、技術や知恵が伝承されず、役者を含めて現場がものすごく悪くなった」と苦言を呈した。
 さらに「質は考えず、視聴率だけで評価するようになってしまった。脚本家、演出家、役者を悪くしていったのはテレビ局に責任があると思う」と怒りをあらわにした。



倉本氏の作品に憧れて、この業界に入ってきた者としては身につまされる記事です。自分自身は制作現場とは無縁な場所にいるわけですが、制作現場でも硬直しているのだろうか。
60年代や70年代にテレビ局に就職した人たちと今の時代にテレビ局を目指す人たちの層は確実に異なる。当時は新聞社や映画会社にマスコミエリートはこぞって集まった。今はテレビに集まる。そう言った人たちの知識は半端じゃない。つまり、良い物は何かのコピーであり、どこかで見た景色の映像なんだろう。それを倉本氏は「かつては知恵を使って作っていたが、今は知識でものを作るようになった」と指摘しているのだろう。
これはテレビ業界に限ったことでないだろう。高学歴、知識集約型人間が増える程その傾向が強いのだろう。
当時に比べメディアが増え、接触する機会も増えた。様々なストーリー、映像表現に接する中で、自分たちで考える事が出来なくなったということではないだろうか。

「質は考えず、視聴率だけで評価するようになってしまった。脚本家、演出家、役者を悪くしていったのはテレビ局に責任があると思う」という倉本氏に対して彼自身が視聴率主義を貫いていたという指摘もある。
しかし、倉本氏が、制作に入る前にほぼ脚本をあげてから望むという姿勢は、視聴率に左右されて脚本を手直しする、他のドラマと比べても、視聴率に左右されるのではなく、一貫したメッセージ(テーマ)を届けようとする姿勢の現れなのではないだろうか。

その倉本氏が言うからこそ、この言葉は重く、我々にのしかかる。企業の規模が大きくなりすぎて、身動きがとれなくなった。それにつきるのだろう。
政治との関係、特に昨今は情報通信政策にやたらと政治家が口をだすようになった。地デジの問題がその最たるものだろう。
また、下請けの関係。あるあるで露呈したこの不適切な関係も、この業界から無くなることはないだろう。なぜなら、無くなるとテレビ番組も作れない。

倉本氏の作品に関して言えば、氏を長くプロデュースしていた、CXの中村氏がCX系制作会社のFCCに天下ったために、FCCとCXが共同番組制作を実施することになり、多くの現場の人たちはFCCからの人になった。そういう人に対して、局の約付きになった人たちからドラマのノウハウが伝承されることはなく、また、数少ない局の制作者が、多くの社外のスタッフにレクチャーする余裕も無いだろう。

色々と書くとキリがない。しかし、ただ一つ言えることは残念ということである。

10月、倉本氏の最後のテレビドラマを心に刻もう。

2008年8月1日金曜日

手広く商売の放送局

日興プリンシパル・インベストメントが持つ、旧ソニプラを運営するSLH(スタイリング・ライフ・ホールディングス)の株を、TBSが270億で51%分取得したそうです。
TBSは不動産ビジネスもしていますし、これで物販ビジネスの展開。東京エレクトロンなる、特にプラザ(旧ソニプラの現在の名称)は若い世代に人気がありますから、テレビショッピングとかの連動も出てくると大きなビジネスになりそうです。
ネット商店に対してリアルショップを運営することで、楽天に対する牽制の意味もあるかと思うのですが、今後の放送局のビジネス展開の中で大規模なリアルショップを運営することが流行するのかどうか、興味がつきません。

※個人的には、視聴者・消費者と直接向かい合う立場(いわゆる利害関係がある立場)には、放送局はあまり向かないと思いますが。局というか、局で働いている人間が…

でも、テレビ朝日のようにテレビショッピングでいろいろともめる例もありますね。たしか社長か会長が責任をとったとかとらないとか、とにかく何が本業かわからなくなりますね。

実際の物を売るのはAIRを売るより難しい?

2008年7月25日金曜日

7月24日からアナログマーク開始

今までのハイビジョンマークが前日までで一律終了。24日からは、アナログ放送波のゴールデン帯の番組冒頭に、数秒「アナログ」というマークが出るそうです。ちなみにNHKではずっと出るそうです。
アナログ波終了まで3年を切り、周知徹底につとめる意味だそうです。
この問題、どこかの知識人がネットかどこかで「制作者は著作隣接権かなんかで訴えろ!」とか息巻いてましたが、ハイビジョン制作の番組をスタンダード画質で見ている時点で制作者の制作意図は届かないわけで、ピントがずれているような気がしました。制作者が4:3で視聴している視聴者を訴えるわけはありませんが。
2011年にアナログ波停波には賛成のスタンスです。

2008年7月4日金曜日

ダビング10解禁!

盛り上がっている様子です。ちょっと気になるところは。
1.4日4時から解禁であって、必ずこの時間に最新ソフトをダウンロードできるわけではない。基本的には通電モードで、電源OFF状態は必須だと思われる。
2.ES(エンジニアリングサービス)が受信できなければ駄目。つまりチャンネル設定で、NHK,NHK教育が受信できることは必須(地上の場合)。おそらくBSでは流していないと思います。
3.ここ大事。チューナーが対応していること。バグの改修などでESサービスを利用する場合、メーカには負担が生じますが、今回の場合は無料で実施されたのだろうか?とそれはさておき、自分のレコーダーが対応していること。これは一番大事ですね。
※最新機種しかバージョンアップしないのか、それともESサービスの容量の問題で、はじめは最新機種からで、後々古い機種でもバージョンアップしてくれるのか!?後者は可能性が低いですね。

地球温暖化と深夜放送

CO2排出規制の中でコンビニの深夜営業が叩かれている。
コンビニ業界の言い分は次のようである。
せいぜい4%しか削減できない。
しかし、この時期4%でも削減できることはした方が良いのではないだろうか?そもそもそういった姿勢を問われている問題なのだから。ゴミの分別やリサイクルなどは、環境負荷や経済効率性を考えてみると割にあわないのは重々承知である。しかし、国民にそういった姿勢や考え方を周知するのが目的である。
国とは大変なものだ。一円は一円では作ることはできない。だけど一円がないと生活は困ってしまう。だから一円に一円以上の費用をかけて造幣局は一円玉を作成する。

さて、NHK教育が深夜放送の休止をするそうである。
7月4日朝日新聞によると、6日の深夜午後11時~4時まで放送短縮するそうである。
全国3100の中継局の電波を約5時間止めることで、2400キロワット時の電力が節約され、864キログラムのCO2が削減されるそうである。

深夜に番組宣伝とパチンコなどのCMしかしていない民間放送局にも見習ってもらいたいものである。
あるヨーロッパの国では昼休みとして昼間に放送を止める局があるそうです。

日本人は昼も夜も頑張りすぎかもしれませんね。
だいたい深夜にどれだけこの利便性を享受するひとがいますか。それで手に入れるコンビニエントは、不コンビニエントの上になりっているような気がするのは僕だけではないでしょう。

2008年6月28日土曜日

新聞斜め読み

6月24日「IPテレビの規格統一 放送・通信など15社」
「地デジ普及対策、正式発表 次の難題は公共施設」

6月23日 地球温暖化
国際的な排出抑制の義務を負うことに拒み続けている言い分「地球温暖化は、先に経済発展した先進国によって引き起こされた。中国はまだ多くの貧困層を抱え、1人あたりのCO2の排出量は先進諸国よりはるかに少ない」

石原慎太郎、宮台より引用「情報が氾濫すると、情報の評価まで、情報に頼る」

6月21日素粒子
「死神」問題の釈明

6月26日「BBC、村上春樹特集」本人の映像は流さなかった。

6月15日「夕刊 変わる環境 毎日新聞、北海道で廃止へ」

2008年6月20日金曜日

視聴者不在のダビング10。

毎日新聞より
ダビング10が7月5日にも解禁--開始当初は補償金なし
 開始が延期になっていた、地上デジタル放送の複製回数の制限方式「ダビング10」の実施時期がこのほど固まった。6月19日に開かれた総務省の諮問機関・情報通信審議会の検討会で、7月5日の開始をメドに準備を進めることで合意に達した。
 ダビング10の導入をめぐり争点となっていたのは、レコーダー機器の著作権料の補償問題について。新制度の開始にあたり、ハードディスク(HDD)レコーダーやiPodなどHDD搭載型音楽プレイヤーの販売価格に一定の補償金を上乗せし、著作権保護を求める著作権者団体と、それに反発するメーカー側で議論のこう着状態が続いた。
 これに対して両者の調整役を担う経済産業省と文化庁は課金の対象をBlu-ray録画機とディスクに限る折衷案を採用することで、6月17日までに合意。著作権者団体はその内容を不服とする声明文を発表したものの、今回開かれた総務省の会合でダビング10と補償金問題を切り離して議論することを条件に譲歩し、運用開始に見切りがつけられるかたちとなった。

これらの議論がターゲットにしているのはHDDレコーダーを購入しようとしている裕福層。つまり、地デジ対応テレビを買ったから、その次に収録機を買いたいという人たちです。地デジ対応でないテレビにわざわざD端子(きっとHDMIはついていないと思う)でつないで見るために収録機を買おうとしている人はかなり少ないでしょう。
ダビング10解禁が地デジ普及の鍵となるとか言われてる感がありますが、そもそもレンタルショップ以外で最近DVDの貸し借りしたことある人何人いますか?しないその原因が、moveでなくなるから貸してくれる人がいないから、と答える人がどのくらいいますか?オリンピック前に解禁だ!と喜んでいる家電メーカの方達は、スポーツ番組の価値はリアルタイム視聴にあるのをどのくらい理解されていますか?ダビング10でmoveしてもHDDに残っていて嬉しいという人は、どれくらい大きいHDDの容量を持っているのですか?大きくても1Tでしょう。結局10回moveする前に、消しませんか?

やっぱり、ダビング10の議論、官僚や家電メーカ、権利団体が時間と費用をかけて大検討するべきほどのものでもなくて、それほど効果があるとも言えない議論だと思われます。

にして、先行者不利益か、小生のSHARP製HDDレコーダーDV-ARW-22はダウンロードで対応せず。シャープのHPには、
※上記以外の機種につきましては、従来通り、「コピーワンス」対応にてご使用いただけます。

と記述がありましたが。「コピーワンス」で無い放送局のものを「コピーワンス」対応にて使用する意味は無いのだが…。

やっぱり、視聴者不在のダビング10。

2008年6月16日月曜日

期待権と編集の自由

【毎日新聞 2008年6月13日 東京朝刊】
NHK特番問題:賠償訴訟 最高裁「期待権」認めず 取材対象者が逆転敗訴
 戦時下の性暴力に関するNHK番組の取材に協力した市民団体が「事前説明と異なる番組内容に改変された」として、NHKと制作会社2社に1000万円の賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷(横尾和子裁判長)は12日、「取材対象者の番組内容への期待や信頼は原則として法的保護の対象にならない」との初判断を示した。その上でNHK側に200万円の支払いを命じた2審・東京高裁判決(07年1月)を破棄し、請求を棄却した。団体側の逆転敗訴が確定した。
 原告の「戦争と女性への暴力」日本ネットワークは00年12月、いわゆる従軍慰安婦問題をテーマに「女性国際戦犯法廷」を共催。NHKは01年1月、教育テレビの「ETV2001」で同法廷を放送した。団体側は「ありのまま伝えると言われたのに、一部がカットされるなど、番組への期待・信頼を裏切られた」と主張していた。
 小法廷は「憲法が定める表現の自由の保障の下、番組の編集は放送事業者の自律的判断に委ねられる」と指摘。取材対象者の「期待・信頼」が法的に保護され得るのは取材に応じることで著しい負担が生じ取材側が「必ず取り上げる」と説明したような極めて例外的な場合に限られるとし、団体側の主張する「期待権」を認めなかった。
 1、2審は「番組内容に期待を抱く『特段の事情』がある場合、編集の自由は一定の制約を受ける」と指摘し、NHK側に賠償を命じた。2審は「安倍晋三前首相(当時は官房副長官)らの発言をNHK幹部が必要以上に重く受け止め、意図をそんたくして当たり障りのない番組にすることを考え、改変を指示した」と指摘したが、最高裁はこの点について判断しなかった。【北村和巳】
 ◇NHK広報局の話
 正当な判断と受け止めている。今後も自律した編集に基づく番組制作を進め、報道機関としての責務を果たしていく。

【NHK番組訴訟 「期待権」退けた妥当な判決(6月13日付・読売社説)】
 取材に特別な便宜を図ったのに期待を裏切られたとして、民間団体がNHKなどに賠償を求めた訴訟で、請求を退けた最高裁判決は、常識にかなった判断といえよう。
 NHKは、第2次大戦中のいわゆる従軍慰安婦問題を裁くと称する民間団体による模擬法廷を素材に、教養番組を放送した。これに対し、民間団体は当初説明された内容と異なるとして提訴した。
 担当者の初期の狙いと番組や報道の内容が異なることは、新聞を含め、たびたびある。上司や編集幹部が、現場とは別の判断をすることも日常的だ。
 質の高い、バランスのとれた内容にするために手を加え、改善していくことは、責任ある報道にはむしろ欠かせない作業だ。時には報道に至らないこともある。
 最高裁は、こうした実情は「国民に認識されている」とし、取材相手のいわゆる「期待権」は法的保護の対象にならないとした。例外的に認められるのは、取材に応じることで格段の負担が生じる場合などと厳格な条件を掲げた。
 憲法は「表現の自由」を保障し、放送法も「番組編集の自由」を定めている。今回の判決は、その趣旨や報道機関の実情を十分踏まえたものだ。
 NHKなどに賠償を命じた2審判決と異なり、方針が変わった時の説明義務についても、最高裁は相手との合意・約束など特段の事情がある場合に限られるとし、今回はなかったと結論づけた。
 取材を申し込む時点で説明した内容が途中で大きく変わった場合、相手に伝えたほうが望ましいこともあろう。だが、それはあくまで取材倫理や信義の問題だ。
 法的な制約があっては、読者や視聴者に知らせるべき情報を伝えることが困難になりかねない。
 訴訟では、政治家の“圧力”の有無も焦点だった。2審の係争中、朝日新聞が“圧力”を報じたが、NHKや名指しされた国会議員2人が否定し、論争となった。
 だが、最高裁判決は、NHK幹部と国会議員1人との面会を認定しただけで、番組編集との関係には言及していない。何より、訴えを認めた2審判決ですら、「政治家が番組に関して具体的な話や示唆をしたとまでは認められない」としていた事実は重い。
 一方、NHKは今月10日、2審判決を伝えた報道番組について、放送界の第三者機関から「公平・公正を欠いた」と指摘された。最高裁判決に安住せず、公共放送の責任を果たしてほしい。
(2008年6月13日01時34分 読売新聞)

【日本経済新聞 - 2008年6月12日】
NHK番組改編訴訟、取材先の「期待権」認めず 最高裁判決
 従軍慰安婦問題を取り上げたNHKの番組に取材協力した市民団体が「政治家の圧力で番組内容が改編され、期待と信頼が侵害された」としてNHKなど3社に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は12日、「取材を受けた側の期待や信頼は原則として法的な保護対象にはならない」との初判断を示した。
 期待の侵害を認め、3社に計200万円の賠償を命じた2審・東京高裁判決を破棄し、原告の請求を棄却した。(12日 23:01)

【MSN産経ニュース 2008.6.13 18:53】
NHK政治圧力問題 中川氏「問題は決着していない」
 「政治的圧力により番組が改変された」として女性団体がNHKを相手取った損害賠償請求訴訟の上告審で女性団体の逆転敗訴が確定したことを受けて、自民党の中川昭一元政調会長は13日、国会内で「私と安倍晋三前首相は『事前に番組に圧力をかけた』と朝日新聞で報じられ、その報道が捏造(ねつぞう)だと確認されたが、私たちに謝罪はなく名誉は毀損されたままだ。問題は決着していない」と述べ、朝日新聞に今後も誠意ある対応を求めていく考えを示した。

【朝日新聞 2008年6月13日3時2分】
番組改変訴訟、市民団体側の逆転敗訴確定 最高裁判決

NHKの番組が放送直前に改変されたとして、取材を受けた市民団体がNHKなどに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(横尾和子裁判長)は12日、200万円の支払いをNHK側に命じた二審・東京高裁判決を破棄。市民団体の請求をすべて退ける判決を言い渡した。市民団体側の逆転敗訴が確定した。
 取材を受けた側が番組内容に抱いた「期待と信頼」が裏切られた場合に、放送事業者や取材した制作会社が賠償責任を負うのかが争点だった。第一小法廷は、「編集により当初の企画と異なる内容になるのは当然のことと国民に認識されている」と述べたうえで、「期待と信頼は、原則として法的保護の対象とはならない」との初めての判断を示した。
 問題となった番組は、01年1月に放送した「ETV2001 問われる戦時性暴力」。旧日本軍の性暴力を民間人が裁く「女性国際戦犯法廷」を開いた「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(バウネットジャパン)が、取材を受けた際の説明と異なる番組を放送されたことで「期待権を侵害された」などと主張し、NHKと下請け制作2社に賠償を求めた。
 第一小法廷は、取材を受けた側の「期待と信頼」が例外的に保護される場合として、(1)取材に応じることで取材対象者に格段の負担が生じる(2)取材者が「必ず一定の内容、方法で取り上げる」と説明した(3)その説明が、客観的にみて取材対象者が取材に応じる原因となった――の全条件を満たしたときに認められる余地があるとした。
 そのうえで、今回のバウネットの場合を検討。「戦犯法廷」は取材とは無関係に予定されておりバウネット側に格段の負担はなく、取材担当者も「必ず一定の内容、方法で取り上げる」とは説明していないことから、バウネット側の「期待と信頼」は法的に保護されないと結論づけた。原告が主張したような「期待権」という言葉は使わなかった。
 裁判官5人のうち、4人の多数意見。横尾裁判官は「報道の自由の制約につながるもので、期待と信頼が法的保護に値すると認める余地はない」と述べ、一切の例外を認めないとの意見を述べた。
 二審判決は「NHK側が国会議員などの意図を忖度(そんたく)し、当たり障りのないよう番組を改変した」などと評価したが、第一小法廷は、この評価を含む二審の判断を取り消した。今回の不法行為の有無を判断するために必要がないため、「忖度したか」についてはそれ以上具体的な言及はしなかった。(岩田清隆)

2008年6月12日木曜日

NHK番組改変問題

■「NHKに倫理違反」BRC見解 番組改変問題の判決報道
 NHKの番組改変問題をめぐる東京高裁判決を報じたNHKニュースについて、「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC、委員長・竹田稔弁護士)は10日午前、「公平・公正を欠き、放送倫理違反があった」との見解を発表した。訂正放送や謝罪の必要はないとした。
 市民団体「『戦争と女性への暴力』日本ネットワーク」(バウネットジャパン)が「公平性を欠く放送をした」と申し立てていた。バウネットは01年にNHKが放映した番組「問われる戦時性暴力」に協力したが、放送直前に番組が改変されたとしてNHKなどを相手に訴訟を起こし、上告審判決が12日にある。
 問題となったのは、東京高裁の判決があった07年1月29日夜の「ニュースウオッチ9」。BRCは、放送の公平・公正を定めた放送法やNHKの自主基準などと照らし、裁判の一方の当事者であるNHKが、相手側の見解に触れることなく、自らの解釈を伝え、(番組編集への)介入が疑われた2人の政治家のコメントだけを放送した点を、違反と認定した。
 一方、「政治家が具体的な話や示唆をしたことまでは認められない」と述べた高裁判決を、NHKは「議員が具体的に番組に介入したとは認められない」と報じた。これについてBRCは、誤りとは断定できないとする一方で「介入がなかったと(判決は)判断していない」とするバウネット側の解釈も成り立ち得る、と指摘した。 バウネットは、NHKが「当事者の言い分」と「報道機関としての報道」を区別せずに訴訟結果をゆがめて放送した、と主張。NHKは「原告側の見解を紹介しなかったとしても、必ずしも公平・公正を欠くものではない」と反論していた。
◆倫理向上につとめる
 BRCの決定を受け、NHK広報局は「今回の決定を真摯(しんし)に受け止めて、さらに放送倫理の向上に努め、公共放送に対する期待に応えていきます」とのコメントを出した。
◆今後の放送に期待
 バウネット側は記者会見で、「主張がほぼ全面的に認められて大変うれしく思う。12日の最高裁判決も含め、NHKの今後の放送に期待したい」とコメントした。

2008年6月11日水曜日

地デジ受信機支給へ 生活保護107万世帯に

■朝日新聞によると、地上波デジタルテレビ放送を視聴するための専用チューナーなどの受信機器を、経済的に購入が厳しい生活保護世帯に現物支給する方針を固めたそうである。全国で約107万世帯が対象で、1台5000円の簡易チューナーが開発された場合でも、支給額は50億円を上回るそうである。2万円だとしたら、その四倍(214億)。どこにそんなお金があるのかこの国の…?

光ファイバー接続のインターネットが出来ない家庭に、光ファイバーとパソコンを政府が一式現物支給するなんて話は聞いたことがないので、こうなってくるとテレビがメディア王様という考えが政府主導でやってきているような気がする。まあ、ランニングコストがかからず、一方向ではあるが簡単に(=単純な操作で)情報が得られるテレビは、さしずめメディアの王様と言っても、まだあながち誤っていないと思う。リーチを考えるとまだまだテレビは行けそうだ。

あとは、テレビ局自身が変わらなきゃ…、いつまで同じビジネスモデルの上にあぐらをかいているの?

2008年6月10日火曜日

メディアの権力性

先日の世耕議員の発言に関する記事で、メディアの第4権力としての職責、すなわち他3権力の監視という責務について論及しましたが、もともとメディアを第4権力と称する事自体に間違いがあるようです。ここに詳しい。
まあ、間違えられて解釈されて現在になっていたとしても、メディアと政治がきっても切れない現在、テレポリティクスなんて言葉が言われるようになった現在。マスメディア、特に新聞やテレビの持つ力が他の3権力にたいして、なんらかの影響を与えていることは事実であるかと思われます。いい間違いの言葉がいつしかそのような意味として利用されるようになる事と同じようなものだろう(今、その例がピンと出てこないが…)。
光市母子殺害事件の再審理などはメディアが司法に与えた影響があると考えられる。(厳密には世論を報道があおった、その結果としてBPOなどから指摘をもらった訳であるが…)
しかしながら、こういった権力性の事実があるとしても、その第4番目としての権力性というものは、これら3権力を監視する位置づけで、自分からは手を下すべきではないと、小生は考える。まあ、自衛隊と同じ立場と考えればどうだろう。

2008年6月7日土曜日

朝日新聞社とテレビ朝日

本日の朝日新聞の一面記事によると、
朝日新聞社とテレビ朝日が、株式を持ち合うことで提携強化を合意したということです。

今更という感じですが、いろいろと騒がれる創業者村山ファミリーの株も思惑通り処理されたのですね。しかし、社員持ち株会で朝日新聞社の株が売り買いされていたのは驚きです。

さて、テレビ朝日と言えば「報道ステーション」、辛辣な口調で古館キャスターが日本中にぼやく。日本全国憂鬱な気持ちになること間違いない番組ですが、幾度となく意図的に誤編集を行い、今回も自民党に文句を言われたようですね。マックの元従業員に制服を着させて件も含め、この番組担当には報道の中立性なんて意味は分からないのでしょう。しかし、元々報道機関、つまり機関となった時点で、中立報道とはいかないものなのでしょう。

では、そのテレビ朝日と朝日新聞が今まで以上強力なタッグを結ぶとしたら・・・、想像にお任せしますが、あかるい未来とは行かないような気がします。

さて、10月にはフジテレビもFMH(フジメディアホールディング)になるそうで、TBSも楽天次第で認定放送持株会社へ移行したいようです。気になるのは日本テレビ放送網の今後。名前に“網”の名がつくとおり、設立当初は単一での全国ネットワークを目指していた局ですが、なんだか今は沈黙を守っているようですね。

さて、テレビ朝日の全身は日本教育テレビなんですが、朝日新聞の紹介には1957年に設立としか書かれていませんね。なんだか隠したい過去って事でしょうか?

そう言いながらも明日も朝日新聞を購読する小生ですが…

2008年6月3日火曜日

国会議員として

6月1日から朝日の夕刊で連載されていた、NHK 公共放送のゆくえ(2)、より。

世耕議員は言う。「密室でNHKに注文をつけ圧力をかけるのは慎んできた。ただ、国会議員として番組について指摘する権利はある」

実際の議事録(169回 参議院 総務委員会 7号 平成20年03月31日)

今いみじくも理事がおっしゃいましたNHKスペシャル、これまさにNHKの看板番組ですよね。私も大変興味を持って見ております。シルクロードなんか本当に大好きですし、非常に興味を持って見ておりますが、最近若干、この一年ぐらい気になるのが、どうもNHKスペシャル、看板番組、NHKが世の中に、今これが問題ですよ、世の中こっちの方へ注意をしなければいけないんじゃないかというような注意喚起の番組だと思っていますが、その内容がこの一年ぐらいどうも、格差の問題とかワーキングプアの問題とか貧困の問題、どうもそっちに偏り過ぎているんじゃないか。この問題も私は非常に重要だとは思いますけれども、しかし余りに内容としてそっちに偏り過ぎている。その背景にある厳しいグローバル競争の現状とか、あるいは中国が今世界でどうなっているか、アジア諸国が今世界でどうなっているか、日本のアジアにおける立場がどうなっているか、そういうことをもう少しスポットライトを当てる番組が不足をしているんじゃないか。これは私は感覚で申し上げているんではなくて、現場でも経済部とか国際部の人がいろいろ企画を上げてもなかなか通らないという声も私は聞いております。

自民党のメディア担当の世耕氏ですが、国会議員でなくても、受信料を払っていれば指摘しても良いんじゃないですか?それに民主党に昨年の参院選、民主党に入れた人がNHKをみるような人と、私は考えていません。NHKをみるような旧態依然とした自民党寄りの方が、ワーキングプアの人々を見て同情して民主党にいれるだろうか? 否、それは無い。

そもそも、メディアなんて第4権力と揶揄されるように、3権を監視する機関(あくまで監視であって、これらと同等の力をもっているなんて過信せぬように、報道機関の方には願いたい)であるので、多少は反体制的な部分があるのは普通であろう。
それを目くじら立てて怒っている自民党がなさけない。もっとメディアをうまく利用しなくては、これでは露骨に操作してるように見えますから。

2008年6月1日日曜日

「テレビを考える」から「テレビを考える。」へ

引っ越してきました。旧アドレスは↓
http://dafuku.cocolog-nifty.com/tv/
内容の引っ越しはあきらめました。

2008年3月17日月曜日

放送法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備に関する意見募集結果

http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080312_16.html で公表されています。
自分としては、総務省のパブリックコメント(結果公示案件一覧)に出ると思っていたので、見逃していました。
回答は後日精査します。

2008年2月19日火曜日

「放送法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係省令等の整備に関する」意見書

総務省の改正放送法のパブコメが2月19日(火)が締め切りでしたので、以下のようなコメントを寄せておきました。以下に本文を転載いたします。
どのような回答をいただけるかが楽しみです。

簡単に言えば、今回の改正放送法は国民のためになるのか?ということです。

○新聞社と放送局の関係に関して
1959年9月「一般放送事業者に対する根本基準の第9条の適用の方針、およびもこれに基づく審査要領」が局長通達として旧郵政省より出された際の例外条件として、新聞・ラジオ・テレビの三兼業が認められるになった背景には、当時の放送局と新聞社の関係を追認する考え方があったと当時の関係者は証言されています。1950年に民間放送が開始されてから、もうすぐ60年を迎えようとする今日、いまだに当時の新聞社と放送局が資本的に結ばれていることに問題は無いのでしょうか?2004年秋に発覚した、新聞社や放送局の不当な株式支配を含め、貴省の回答を頂きたいと思います。特に本改正案の概要では、「基準の明確化は引き続き検討する」とありますが、具体的にどのように検討し、どのような基準を明確化しようとしているのかお聞かせ願いたいと思います。

○独立行政機関でなく国家の一省庁が放送を規制する意味に関して
このたび「放送局開設の根本的基準第9条」が「放送局に係る表現の自由享有基準」として独立した形で規定されることになるようですが、そもそもマス媒体として貴省のような監督官庁があるのは放送だけです。
まず、放送局を貴省のような国家の機関が放送を規制・監督する意義をお聞かせ願いたいと思います。他の国々では独立機関として規制・監督する場合の方が多いかと思われます。

○法人に対する表現の自由の考え方に関して
次に「放送局に係る表現の自由享有基準」は憲法論でいうところの「法人の人権享有主体」の観点からの放送局に対して表現の自由を認めるという考え方が強いと思われますが、まず放送メディアに対して表現の自由を認めるというのが貴省の考えでしょうか?
マスメディアの表現の自由は、メディア企業の莫大な財産権が形を変えたものという意見もあります。例えば、個人の表現の自由は個人に与えられるものであって、メディアに属している個人の表現の自由の問題とは別で考えられるべきである。放送局にいることで表現の自由が束縛されたとしても、そのような場合でも個人として表現の自由は守られている。つまり、放送局に所属しなければ表現の自由は達成されるという考え方もございます。
記者クラブなどは個人では所属することができないことなども、個人の表現の自由と、法人の表現の自由を考える問題では大きな問題かと思われます。これに対しての貴省のお考えをお聞かせください。
※私の意見は、消して放送局に対して表現の自由を認めないという意見ではございませんが、貴省のように放送を規制監督する官庁が存在する上で、「放送局の表現の自由」を語ることに疑問を感じております。

○地域性・多元性・多様性の考え方の喪失
今までの放送政策は放送の受け手(視聴者)の表現の自由の観点から、彼らが政治的意志決定を実現するための必要な情報を提供するために、情報源が多元であり、かつその情報が多様であることを求めていたと思います。そしてその為にマスメディア集中排除原則には、多元性、多様性、地域性という三つのキーワードが存在したかと思われます。
この度どうして、これらの言葉が無くなったのかお聞かせください。私には認定放送持株会社制度導入が、多元性や多様性、そして地域性というもの理念と相反するものかと思われますが、ここに対する貴省のお考えもをお聞かせください。

○放送政策の意味
本来、視聴者の表現の自由の観点にそって行われるべき放送政策から、企業(放送局)の経済的観点よりなされているような気がします。どういった点で、本改正案が視聴者のための改正案であるのかご説明ください。特に近年の放送政策が企業の経済的側面に対して実施されていることが多いように感じます。私には企業に対しての放送政策としか読み取れません。

以上